介護施設の看護師として働く一番のメリットは、土日祝日に休みが取れる事と言ってもいいでしょう。病院などの医療機関だと、土日祝日や夜間でも人出が足りなくなると呼び出される場合があります。
そのため、子育てをしている看護師や自宅でも介護をしている看護師にはぴったりの職場だといえます。また、中には勤務時間を自分で選ぶ事が可能な介護施設もあります。
看護行為の内容も病院と介護施設ではかなり違います。
医療機関の看護師だとバイタルチェックから専門的な点滴等の業務、医師サポート業務までくまなく行う必要があります。それに対して介護施設の看護師は、バイタルチェックと傷の手当て程度の、基本的な医療行為がほとんどです。
そのため注射や点滴などの医療行為が苦手な看護師にとっては最適な場所かもしれません。ただ、利用者さんの中に糖尿病の人がいてインスリン注射が必要な場合もありますので、全く注射がないかどうかは施設次第だといえるでしょう。
さらに、介護施設の看護師になると看護業務だけでなく、介護福祉士やヘルパーなどが行うような介護業務をサポートしなければならない現場もあります。
人を介助する際、かなり体力的を使うため、もし体力に自信がない方は面接の段階でどのくらいの割合で介護サポートがあるのかを確認しておくといいでしょう。
介護施設に興味が湧いている看護師は、上記のような病院との違いをしっかり調べた上で働くことが大切です。